小嶋 直也

長野県出身。11歳の時、母・小嶋恵美子のもとでバレエを始める。
橘バレヱ学校を経て1986年に橘バレエ学校入学と同時に牧阿佐美バレヱ団入団。
牧阿佐美・三谷恭二に師事1988年、ヴァルナ国際バレエコンクール ジュニア部門にて、日本人男性で初めてとなる第一位(金メダル)受賞で注目を集める。
1994年 日本人ダンサーとして初めてアメリカンバレエシアター(ABT)と契約し活躍。
1997年 新国立劇場バレエ団 入団。
新国立劇場開場記念公演「眠れる森の美女」以降、「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「ジゼル」「ドン・キホーテ」 「ラ・シルフィード」「シンデレラ」「ラ・バヤデール」の主役、「梵鐘の聲~平家物語より」「レ・シルフィード」「テーマとヴァリエーション」「四つの最後の歌」のプリンシパルを務める。
2009年からは、酒井はな、逸見智彦らと並んで新国立劇場バレエ団オノラブル・ダンサー(名誉ダンサー)の地位にある。

「アルルの女」「ノートルダム・ド・パリ」「デユーク・エリントン バレエ」など牧阿佐美バレエ団での公演を通し、ローラン・プティの評価が高く「こうもり」ではより優れた演技力を必要とするウルリック役を好演し、新境地を開拓した。

現在、AMスチューデンツ、日本ジュニアバレエ、新国立劇場バレエ団研究所講師。

〈主な受賞歴〉
1988年 第45回全国舞踊コンクール・ジュニア部第1位
1988年 第13回ヴァルナ国際バレエコンクール(ジュニア部門)金メダル
1996年 松山バレエ団芸術奨励賞
1998年 中川鋭之助賞
1999年 橘秋子賞優秀賞
2001年 服部智恵子賞
2007年 第62回東京新聞全国舞踊コンクール 指導者大賞