2023年が明け、気が付けば3月になっていた。
皆様、お久しぶり!
牧阿佐美先生の後を引き継がさせていただき、新国立劇場バレエ研修所長を務めて早1年が過ぎようとしている。
3月12日をもって研修所第18期生の修了公演を無事終えることができ、肩の荷が少し軽くなったか、、、ふと窓から見た景色のあまりの美しさに束の間、疲弊していた心が癒されたような気がした。
残念ながら私ごときの腕前での撮影ではこのブログにてご紹介したまでの写真だが、実際には写真とは比較にならないほどの幻想的な生きた錦絵であった。
いつもながら見惚れる富士山の美しさもさることながら、今にも沈まんとする太陽の惜しむようなエネルギーと雲とが絶妙な色合いで富士山をとりまき、刻一刻と微妙に色合いを変化させていた。
多分、今までにも目を移せば言い尽くせないような自然の息吹があったのに私自身の日常に余裕が無く、見過ごしていたのかとも思われる。
年があけてから・・・ブログにもごぶさたしている・・・といった思いが頭を過りはしても中々キーボードに手が届かないで来たが、昨日の富士山の美しさに心が刺激され、新しいエネルギーに恵まれたような気持ちが沸き上がったように感じる。
この自然からいただけた予期せぬエネルギーを失わないようにして、これからの私の責務を果たしていこうと今は密かに決意しているところである。