我が家のオクラ

 我が家の鉢植えのオクラは夏の終わりから実をつけ、今に至るまで食卓の総菜の一て役を担っている。

 

昨年も育てて、採れた実は15個ほどと記憶してる。

 

オクラは芙蓉の花に似た優し気な黄色い花を咲かせ、花が落ちると小さな小さな実をつける。

 

実は成熟すると市販に出回っているオクラよりも一回り大きく肉厚で柔らかくとても美味しい。

 

見る度にあからさまに実は育ち、茎も伸びていって今では私の目の高さまでの背高のっぽになった。

 

孫の紗良は来る度にオクラの実を花バサミで採集するのを楽しみにしている。

 

来年は自身の家のお庭に種を捲いて育てるつもりがあるらしい。

 

私はこのコロナ禍でバタバタと多忙な日々の中、毎朝すくすくと育つすらりとしたオクラの姿を目にすると何故か癒される。

きっとオクラはさほど頑丈な茎でもないのに台風の大風にも折れることもなく、形の良い葉を広げながら空に向かっている姿に小さな感動を覚えるからかもしれない。

 

緊急事態宣言が解除され人々は再び自由を手に入れたがコロナに対してはまだまだ油断は禁物である。

精一杯の努力をもって手にした自由を楽しむことにしよう!