我が家の駐車場には毎年4月1日~3日くらいにツバメが来訪する。
彼らは過去に造られ子育てしたいくつかある古い巣の一つを選んでリホームし、卵を産み、子育てをする。
多い時には春から夏の終わりまでの間に3家族が来訪し、順番に子育てして巣立ちを成功させ、私の家の周りを子ツバメと共に華麗に飛び交い、独特のさえずりで私の目と耳を癒してくれていた。
事態が変化しだしたのは昨年の春からで、昨年に来訪したツバメの夫婦は巣作りを3度も失敗して、とうとう諦めてどこかへ飛んでいってしまったのだ。
巣作りに向いた土が手に入りにくいのか?・・いろいろと心配しても何の手助けも出来ず歯がゆかった。
さて、今年は4月になってもツバメの姿はどこにもみられず、主人と私は毎朝恨めしそうに空を見上げてはツバメの来訪を心待ちにしていた。
5月に入り、スタジオの発表会が終了して一ヵ月が過ぎてもツバメの来訪はなく、”今年は来ないのか?” と諦めかけた矢先の6月5日、一羽のツバメが我が家の目前にある電線に止まってしきりとさえずっているのを目にし、思わず心がときめいた。
よく見ればあちらの電線にももう1羽が止まっていて、見るところどうもご夫婦のようだった。
そして嬉しいことに彼らは巣作りにとりかかり、子作り、子育てを計画しているように我が家の駐車場を頻繫に出入りし始めたのである。
ツバメの大ファンである主人と私は今年こそは彼らが巣作りに成功して無事に子育てまで到達し、巣立ちができるよう心から願いながら日々見守っていくつもりだ。