数日前、我が家の厨房から
・・・コロナに辟易しているのに何時までこのジトジトした梅雨はつづくのか・・・
などとボンヤリと外を眺めていた時
向かいの駐車場にあるサルスベリの木の下に咲いている二輪の黄色い花が目に入ってきた
その花は緑の雑草の絨毯からスックと湧きいでて、一際鮮やかな黄色を自慢しているようでもあった
大きめの花で向日葵にも似ていると思ったが遠目なので定かではない
いつもは燕を観察している望遠鏡を持ち出してのぞいてみると紛れもなくその花は向日葵であった
・・・え?なんで・・・
私は種も苗も植えた覚えは無く、さりとて誰かがわざわざ植えたとも思えない
長年駐車場として使用していて雑草以外の花が自然に咲くのは初めてのことで不思議であった
なんだか急に嬉しくなった
コロナ感染に長梅雨で気持ちが萎えかけている時に神様からの励ましのプレゼントのように思えた
しかし、後から謎を解き明かしてくれた友人曰く
「野鳥が種を運んで糞と一緒に偶然あそこに蒔いたのよ」とのこと
・・・なるほど、神様からではなくて鳥のウンチからか・・・
ちょっとガッカリもしたが、それでも気分は良かった
”世の中、悪いことばかり続かず思いがけない良いことも起こる”
思いがけずに駐車場に咲いた向日葵は些細な事ではあるが幸運の兆しのようにも思えて・・
向日葵に、いや!野鳥のウンチに「ありがとう」