息子が2015年12月に創業した「ティアフォー」という完全自動運転ソフトの会社が飛躍的に前進してきたことを受けて月刊誌「forbus」に取材され、息子の写真が1月号に掲載された
それ専門のカメラマンのレンズにそれらしく構えて収まった息子の写真は一見別人のようにも見えるが、よくよく見ればやはり格好付けただけのいつもの息子なのであった
私はクラシックバレエの専門家であるので、息子の自動運転AIIの分野に関しては当然のことながら全くチンプンカンプンである
しかしチンプンカンプンなのは化学に関してのことで、彼が世界に向かって何を成し遂げていきたいのかは何となくではあるが理解しているつもりだ
息子が描く運転席の無い完全自動運転の車が道路を自在に走る社会はもし実現出来たとしても私の目の黒い内では無いことは確かだし、そのような社会が果たしていいのか悪いのかも想像に難い
考えてみれば私はものごころついた頃からクラシックバレエが自分にとってどのような人生を与えてくれるかは露ほどにも考えずに唯々一途にバレエに魅せられて現在に至るまで突き進んできた
後悔は無い
きっと息子も彼の目指す研究の行き着く先に向かって留まること無く走り続けて行くのであろうし、母としてもそうあって欲しいと願っている