スタジオの発表会の翌9月16日、姪の中川彩の結婚式と披露宴が横浜の海辺のレストランを借り切って和やかに行われた。
今年の8月には私の妹でもある今は亡き彩の母親の七回忌を弔ったばかりの翌月の慶事であった。
新郎のY・O氏は彩と同じ音楽関係の仕事をしている方で、彩はピアノ演奏を生業としているが彼の方は口笛奏者としてのスペシャリストなのである。
それだけではなく、本を出版したり企画をしたりで多才な方のようだ。
披露宴では長い大きなテーブルの上座に母親の写真を置いて食事もセットされており、きっと妹も天国から娘が良き伴侶を得たことを嬉しそうに眺めていたに違いない。
さて、この喜ばしき集いには私の息子家族も招待されており、当然のことながら孫の紗良と良太も在席していた。
彼等にとっては、特に2歳を超えたばかりの良太にとっては生まれて初めて目にする花嫁・花婿さんで、意味は左程分からなくとも
何やらとても良さそうで、皆が一同に嬉しそうに華やいでいて、自分も
・・・仲間の一人に加えてもらえたらしい・・・ことを確信していた。
食事タイムになると自分たちの席から私の席まで出向いてのはしゃぎようで、皆が拍手をすれば一緒になって拍手しての微笑ましい光景で、私達は存分に楽しませてもらうこととなった。
終宴近くになると流石に紗良は疲れが出たのか、はたまた大人達の延々と続くかと思われる行事に付き合いきれないでか、椅子にもたれてウトウトしかけていた。
当たり前かも知れないが、結婚式の披露宴はいつ出席しても気持ちの良いものである。
あと何回こんな披露宴に出席出来るかな?
なんて思うのは、 やっぱり歳とったのかもしれない。