9月15日(土)に藤沢市民会館大ホールにて開催した第27回発表会は、こうした発表会にはつきものの細々したトラブルやミスはあったものの大筋には良い結果を以て終了することができた。
今回は例年に比べるとジュニア科の参加者が少なく、低年齢の生徒の参加が多かったことから演目数も少なめで、従って上演時間も多少ではあるが短かったと感じている。
そうは言っても私の3日間の会館における仕事は疲れないとは言えない。
しかし、滅多に無い楽しい時間でもある。
子供達の嬉しそうな顔、ジュニア科の年齢が上の生徒達の緊張感、ロビー・楽屋周りでいそいそと働いてくださるご父兄達、スタジオの発表会を出来るだけ盛り上げようとてきぱきと走り回ってくれるスタッフ達、本当に何処をみてもいい風景であった。
当然・・・私も頑張らねば・・・という気持ちがかき立てられる
本番が始まると又ひと味違った楽しみがある。
まずは、ステージで踊る生徒本人も私もドキドキ・ハラハラで、その後ほっとしたり、泣いたり、反省したり喜ぶ時間帯が続く。
休憩に入ると客席では、”七夕の牽牛と織女” のように1年に1回の発表会でしか顔を合わせることのない友人や客人と懐かしく挨拶し、つかの間ではあるが近況報告をし合う。
バレエの発表会に限らず、様々なイベントの裏側や主役達関係者は普段の平坦な毎日をこの言ってみれば短い時間帯に思う存分刺激を受け、ともするとマンネリ化しそうな心を浄化しているのかもしれない。
私はこの発表会に関わった全員が、大なり小なり心に身体に残るものを得てくれた事を願って止まない。
そして関係者の皆様、発表会ではお疲れ様でした。