平成18年1月13日、東京の飯田橋に所在する<大東京神宮>にて14時より粛々と神前結婚式が執り行なわれた。
新婦は私のスタジオの元教師の村上雅恵さんで新郎はM・Tさん。
彼等は昨年の8月には既に入籍しており、10月頃までは結婚式と披露宴は自分たちの仕事に差し障りの無い日取りを思案中とのことだったが・・・
しかし、雅恵さんのお腹に新たな命が芽生えたことが発覚し、のんびりもしておられず急遽今年のお正月明けに式と披露宴を行うことを決定した。
式当日、当然ではあるが新郎新婦は幸せに溢れ、美しく輝いていた。
新婦の雅恵さんは式の時には白無垢の着物に頭は角隠しという清楚かつ厳粛な出で立ちで、披露宴に入ってからのお色直しには黒地に白百合の絵柄のダイナミックで個性的な振り袖姿で双方共に中々の着こなし振りの花嫁さんであった。
新郎は凜々しい袴姿一本で終始し、小柄な体躯にもかかわらずその温厚な存在感と品格は雅恵さんを”幸せ”という未来へ導き、私達の心までも温かく包んでくれていた。
まさに ”素敵なカップルの素敵な式と披露宴” であった。
小学生だった教え子がバレエと共に堂々とした大人に育ち、幸せな結婚に到達して新たな人生に向かって飛び立つ様を目にした時、私は嬉しくもあり、淋しくもあり、幸せでもあった。
二人の末永い幸せを心から祈りながら、もう一度声を大にしていいたい
「ご結婚お目出度う!そして、ご懐妊おめでとう!」