ヨーロッパからの便り

新井美紀子さん (小倉佐知子バレエスタジオ ゲスト講師)

 

幼少から私のもとでクラシックバレエを学び、18歳の時に当時<ロンドンスタジオセンター>の校長(元バーミンガムロイヤルバレエの花形ダンサー)のマーガレット・バルビエル女史に見初められ、女史自身からのスカラシップを得て英国に留学した。

 

ロンドンスタジオセンターで学んで後、彼女はクラシックとコンテンポラリのプロフェショナルダンサーとして、デュッセルドルフオペラ劇場バレエをかわきりにいくつかのカンパニーにてキャリアを重ね、数々の名作のソリスト、主役を踊ってきた。

 

現役引退後は振り付け家のカイエダーノ・ソト氏の依頼を受けて、彼の作品のバレエミストレスとして多くの国のダンサーたちの作品指導にあたっている。

 

写真は9月29日にフランスにて公演のプレミア(初日)を迎える<ヨーロッパダンスカンパニー>(ベルギー)にて行われているソト氏の作品リハーサルの風景。

 

その前の9月22日には美紀子さんが現役の時に一時期所属していたオランダのイントルダンスでもカイエダーノ・ソト氏振り付け作品の公演のプレミアを迎える。

 

ベルギーに、オランダに、フランスに、とドイツのベルリンに在住している美紀子さんは大忙しなのである。

 

 元私の教え子がそれぞれの特技を活かしてダンスの世界で活躍している様を目に耳にするのは私にとってはこの上ない喜びである。

 

そのエネルギーは遠いヨーロッパから私にも伝わり、明日の仕事に精を出せる糧となるに違いない。

 

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