中華風の花瓶に深紅のバラ一輪
東洋と西欧の組み合わせは一見ミスマッチのように見えるが私は中々いいと思う
そして、花瓶は実は3年ほど前に息子が某大学で講演したときに講演料代わりにいただいた紹興酒
その講演直後に息子は海外での学会に参加するため、紹興酒は空港から私の家へ送られてきた
紹興酒は酒好きの夫が有り難くいただいて、瓶だけが残った
バラは生花ではなく今流行の生花を化学薬品で造花のように生まれ変わらせた花で、現在は三児の母となっている私の元生徒が自ら制作してくれた
花をいただいた時はこの花の大きさに合う一輪差しの花瓶の手持ちが無かったため、仕方なく捨てようと思っていた紹興酒の空瓶にバラを差してみた
紹興酒の花瓶のちょっとセクシーな曲線と陶器の艶、爽やかなブルーの色合いが深紅のバラを引き立たせてくれた
意外な取り合わせが実はお互いを引き立たせる結果となることは、たまたまの出来事とは言えなにかとても得をしたように思えて嬉しい
以来ずっとこの花と紹興酒花瓶は我が家の一角を飾ってくれている
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