ミーコは生後4か月の頃に路上生活してたところを私が保護した
イヤ、保護したのではなくて私がぞっこん惚れこんだのだった
そのころのミーコは私がバレエ団の仕事を終えて帰宅し自転車を降りるか降りないうちに「ニャー・・待ってたよ」と言わんばかりにどこからともなく現れる
そんな時、私の心は言いようもない満足感で癒されたものだった
ミーコはしなやかな肢体と品のいいベージュ色の体毛に恵まれ、目は宝石の”キャッツアイ”そのもので、見れば見るほど美しかった(今でもそれは変わらない)
数か月の後、彼女が我が家の正式なメンバーとなって早14年、ミーコと私は一緒に歳をとってきた
ミーコは路上生活出身なだけあって、かなりワイルドな性格
最近までは寝る場所選びも気分任せだったが、このところは歳のせいか様子が変わってきた
甘え方も尋常ではなくなり、自身の寝床に関してもいろいろと文句を言うようになった
写真の寝床は実はラッキー用(犬のペット)にと居間に置いてあったのだが、ラッキーはほとんど使わなかったので試しにベッドに設置してみたら大当たり
ミーコはすっかり気に入って1日の3分の2はこの寝床で写真のように丸くなって寝ている
もしかすると、”あちこちで寝てるのが好き”と勝手に私が決めつけていただけで14年間ずっとミーコは・・・何で私だけ専用の寝床がもらえないのかしら?・・と思っていたのかも知れない
「ミーコ、これからは貴女が快眠できるように気を付けていくから、いつまでも元気でいてね」
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