牧阿佐美バレエ団創立60周年記念パーティ(その2)

開場は800人近い人々でむせ返るような雰囲気

 

前方のステージ上では今日の主役、牧阿佐美、三谷恭三両先生が心持ち緊張なされたご様子でご来賓の方たちの祝辞をお受けになられた

 

祝辞は高円宮妃殿下のご母堂の鳥取様から始まり、高円宮妃殿下、福田元総理、遠山新国立劇場理事長と続き、乾杯の音頭に合わせて会場の皆も、乾杯!

 

その後はバレエ団のOBから若手までと、お祝いに駆けつけて下さった沢山のお客様たちとが挨拶をしあったり、久振りの再開に話がはずんだり料理を食べたりで賑やかしく時は進んでいった

 

8月に公演予定の飛鳥物語に提供してくださる塩谷幸次氏の色彩豊かでファンタジックな絵のスライドが紹介されたり、バレエ団のダンサーたちが壇上に上がって一人ひとり紹介され、会は更に盛り上がっていった

 

私はというと「先生、お伝えしたいことがあるんですが○○さん見かけませんでしたか?」などで人探しに奔走したり、現在は引退しているバレエ団の元教え子たちと近況を話し合ったり、ご来賓に挨拶したりで料理を味わう暇もなく気が付けばわずかにジュースを口にしたのみ・・

 

会は牧阿佐美先生による皆様への感謝の意を表したご挨拶を以って締めくくられたが、牧先生の後方にて一言も発することなくもの静かに牧先生を見守られていた三谷先生のお姿が印象的だった

 

その後三々五々に会場を後にする来賓たちもあり、牧阿佐美バレエ団創立60周年記念パーティは盛会のうちに無事終了

 

見渡せば ”話尽きず” といった風情の関係者はまだ大勢いたものの、ホッとしたとたんに疲れと少々の腰痛を感じた私は一足先に失礼させてもらい帰路についた

 

牧先生にはこれからもお元気にバレエ界の発展に尽くしていただきたいと願わずにはいられない