牧阿佐美バレエ団公演「白鳥の湖」
オデット・オディール役に S・ルンキナ 王子役に R・スクヴォルツォフ
2月2日、バレエ団に於いて彼らを交えて初めての”通し稽古”
私はあいにくの風邪気味でやや体調不良だがバレエ団ダンサー達には目を光らせ、気になる箇所はメモ、メモ、、、、
ルスランの美脚によるヴァリエーションと品の良いマイムの内に第一幕が終了
いよいよルンキナの登場する第二幕
彼女をまじかに見られる期待感で気もそぞろの私
ルンキナが耳慣れた「白鳥の湖」の名曲と共に力強いジャンプで登場し、世界共通のオデットの名場面を踊りだしたその時
彼女の近くにいた私はほんのつかの間に見せる彼女の眼の表情に圧倒された
・・・いずこを見るでもないその目は哀愁と希望の入り交ざった不可解な美しさに満ちて・・・
ルンキナの心は完全に現実から離脱してドラマの空間を美しい手足と共に彷徨っているかのようだった
2幕が終わって気が付けば、私の眼はすっかりルンキナの踊りに釘付けとなってメモ帳にはほとんど何も記されたものは無し
一瞬、焦ったものの他のミストレスが牧先生の注意をしっかりメモしてくれていたので一安心
気を取り直して3・4幕は本来のミストレスの役割をしっかりこなすべく努力、努力
全てのリハーサルを終えた頃には忘れていた風邪がぶり返したかのように鼻水と頭痛が再燃
でも心は至福の思いに満ちて体調不良の割には足取りも軽く帰路につく
こんな思いを与えてくれるバレエってやっぱり最高!!!
**ゲストダンサーお二人に対する名前の敬称は省かせていただきました
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E子 (土曜日, 06 2月 2016 23:05)
明日の舞台、観に行きます。
1番、大好きな白鳥ですのに、全幕を観られるのは十何年振りです。
本当に楽しみです!
ルンキナ、美しい方ですね
明日は、現実を離脱して、(^^)
舞台の全てを堪能したいと思っております。