前回の続きです。
私の観念では袋詰めの塩は”貝類や里芋・こんにゃくなどのぬめりや灰汁を排除するのに使用し、料理の味付けに使用する場合は<減塩ソルト>や一見高級風な小筒に納められた<岩塩>などを使用すると決め込んでいました。が・・・
ある日の夕食、鯖を塩焼きにする際に例の高級塩を使用してみたところ、鯖の油と塩が程よく調合した今までにない塩焼きの美味しさに感動したのです。
早速、私は¥1,700の塩と再度買い求めてきた\108の塩とを舐めてみたところ、¥108の方はしょっぱい感覚のみなのに比べて¥1,700の塩の方は甘みを含んだ奥の深い味わいでした。
気を良くした私は更に<アルペン ソルト><減塩ソルト>とも舐めくらべてみて解ったことは、私が不注意で買ってしまった高級塩は、だてに高値だった訳ではなく今迄に買っていたどの塩より料理を美味しくする塩でした。
それからは、まるでお宝を発見したかのようにその高級塩を使った料理を試したくなってしまい、滅多に作らなかった<たらこスパゲティ>や<塩おにぎり><肉野菜炒め>などを造っては美味しさに満足、納得しています。
そんなこんなでわが家の厨房の調味料コーナーでは容器が一つ増え、その容器の蓋には<高級な塩>と書いたラベルが貼ってあるんですよ。(笑)
「失敗は成功のもと」って言葉、誰の言葉でしたっけ?
こういう失敗のことを指しているのではないのはわかっていますが、名言ですね!
コメントをお書きください