「Unforgettaburu  Evening」

5月30/31日に<牧阿佐美バレエ団60周年記念>の一環である公演「Unforgettabule Evening」がこちらも<設立15周年記念>となる文京シビックホールにて上演されました。

 

プログラム第一部は格調高い古典作品の「ライモンダ」第三幕を以て豪華な幕開きとなり、第二部ではオペラ界出身の男性歌手5名で結成している、只今人気上昇中の<ブルーベルベッツ>と牧バレエ団女性ダンサーとのコラボレーションというサプライズなプログラムでした。

 

そして第三部はピーター・ブロイヤー氏演出・振付「ボレロ」が上演されました。

モーリス・ラヴェル作曲の「ボレロ」はM・ベジャール振付作品が世界的に有名ですが、他にも多くの振付家がこの個性的とも魅惑的ともいえる名曲に魅せられて作品を創作しています。

 

ピーター氏振付の「ボレロ」は男性はもちろんのこと、女性も上半身が裸のように見える衣装(胸当て)を纏い、”男女を問わず人間の体の美しさを極力素のままで表現させたい” という意図を強く感じさせられる作品です。

セクシー且つエネルギッシュな魅力に溢れた素敵な作品でした。

 

最近の牧バレエ団においては全幕物の公演が多かった中、バラエティーに富んだトリプルビル(三部作)は新鮮で心躍る催しとなりました。

 

全幕物ばかりではなくこのようなスタイルの公演が一般のバレエファンであるお客様にも幅広く受け入れられて、度々上演できる状況となることを期待しているのは私だけなのでしょうか・・・