牧阿佐美バレエ団公演「眠れる森の美女」が2月28日(土)29日(日)五反田<ゆうぽうと>にて上演されます。
28日はオーロラ姫に伊藤友季子さん、フロリモンド王子をロシアのマリンスキー劇場より招聘されたデニス・マトビエンコ氏が演じ、翌3月1日は青山季可さんと菊池研さんの主役カップルでの上演となります。
この作品の初演は1982年10月[文化庁芸術協賛公演]として英国ロイヤルバレエ団よりテリー・ウエストモーランド氏を演出・振付に招聘して華々しく開催されました。
テリー・ウエストモーランド氏は牧阿佐美バレエ団においては既に1980年「白鳥の湖」翌年1981年に「ライモンダ」の演出・振付を手掛けて好評を得ており「眠れる森の美女」は彼にとっては牧バレエ団においての集大成となる作品になったのです。
私はこのT・ウエストモーランド氏による三つの大作が進行している時期は皮肉にも現役引退を決意した後のことで、「眠れる森の美女」が上演される1982年2月には一人息子の真平を出産していました。
そんな時期ではありましたが、バレエ団には所属していましたので、何度か作品リハーサルを見学に行き、T・ウエストモーランド氏の爆発するようなエネルギーの指導に私まで煽られながらダンサー共々緊張の冷や汗を掻いていたのを今でも覚えています。
つまり今回上演される「眠れる森の美女」の年齢は私の息子の年齢と同じ33歳という事になり、その間には何度も上演されて多くのバレリーナがオーロラ姫を演じ踊ってきたわけです。
そうそう!初演は5日間も上演され主役も日替わりで、ゲストには元牧阿佐美バレエ団ということもあり、森下洋子さんが招聘されてオーロラ姫を踊られていました。
え!どのオーロラ姫が一番良かったか・・・て?
そりゃ全員甲乙付け難いほど良かったに決まっているじゃありませんか!!
今回のオーロラ姫も身内の贔屓で言う訳ではありませんが、踊りも、姿も、気品もなかなかです。
牧阿佐美バレエ団の「眠れる森の美女」はダンサーは勿論のこと、衣装 装置の豪華さも定評済みですので皆さまも是非ご覧になってみてください。
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