1月20日(火)東京 赤坂の
サントリーホールにおいて
Let's Plaza ニューイヤーコンサート
が催され、牧阿佐美バレエ団からは青山季可さんをはじめとするプリンシパル3名に男女ソリスト各3名づつの総勢9名のダンサーが賛助出演しての形となりました。
このコンサートはフルオーケストラではありませんが、演奏者は<日本フィルハーモニー交響楽団><NHK交響楽団><東京交響楽団>等、いくつかの著名な交響楽団から選りすぐりの精鋭アーティストが集まっての演奏会で、テーマは「ワルツの調べにのせて」と題し、華やかに行われたのです。
写真上は舞台リハーサルを終えて楽屋にて、撮影された各作品のの踊りや位置などを再チェックして本番に備えているところです。
このたびは写真下でご紹介したように演奏会を主としたものなので、ステージには演奏者と楽器が並び、その前のかなり狭いスペースで踊らなければなりませんでした。
そんな過酷ともいえる条件でも精鋭アーティストたちの奏でる音楽に相当する、いやそれ以上の感動を呼べる踊りを・・・と皆かなり神経をとがらせて開演までの時間を過ごしていたのです。
会場の1,800近い客席は上までぎっしりと埋まる盛況振りで、エドゥアルト・シュトラウス:ポルカ「速達郵便で」の演奏が軽やかに会場に響きわたるや、司会の中井美穂さんが登場して流麗な挨拶のもと演奏会は華やいだ雰囲気の中でのスタートとなりました。
会の形は二部形式で、演奏曲は主にシュトラウス一家作曲のワルツ・ポルカが多い中「眠れる森の美女」「クルミ割り人形」の二曲はチャイコフスキーの曲で、バレエはこの二曲の他にヨハン・シュトラウスⅡ世「春の声」と「美しく青きドナウ」の4曲にコラボレーションしました。
精鋭アーティストたちによる息の合った流れるような美しい ハーモニーにのって、ダンサー達はそれぞれの作品を魅力あふれる踊りで観客たちを魅了し、最後は逸見智彦さんと吉岡まな美さんのデュエットで「美しく青きドナウ」がドラマチックに踊られ、感動の拍手と共に演奏会は終了を迎えました。
狭いスペースで後の演奏者たちを気にかけながらの踊りは?・・・と少し心配していましたが終わってみれば無用な心配だったことが分かり密かに苦笑いをしながら帰路についた私でした。
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