10月18日(土)19日(日)東京都品川区のゆうぽうとホールにて、牧阿佐美バレエ団公演「白鳥の湖」が開催されます。牧阿佐美バレエ団公演の公式ページはこちら
牧阿佐美バレエ団の「白鳥の湖」は数ある他の作品に比べると「クルミ割り人形」に次いで上演回数の多い作品です。
私が現役時代にはアレキサンダー・ダニロヴァ版(ロシアスタイル)を上演しており、私が現役を引退した頃に故テリー・ウエストモーランド氏演出、振付による現在の「白鳥の湖」となりました。
その後、テリー・ウエストモーランド版の「白鳥の湖」は時代の流れに合わせて振付の一部が改訂されたり、第1幕と第3幕の装置を新しく制作したりして少しづつ進化し、今日に至っています。
この度は、主役のオデット・オディール役に、ロシアのマリインスキー劇場バレエ団の若手プリンシパルを招きました。そして、ここ10年近くのあいだオデット・オディール役を踊ってこられた伊藤友季子さん(写真上)と青山季可さん(写真下)は、今公演では第1幕にて、男性パートナーに清滝千春さんを迎えてパ・ド・トロアを踊ります。
ヴァリエーションでは友季子さんが女性第一ヴァリエーション、季可さんは女性第二ヴァリエーションを踊ります。
パ・ド・トロアは一般的には次回に主役を期待される若手人材を当用することが多く、今回のようにプリンシパルを長く務めて来られたバレリーナが踊ることは稀です。
それだけに、今公演の第1幕には今までにない見どころがプラスされたともいえます。
ほぼ10年振りにパ・ド・トロアを踊られる友季子さん、季可さんには、私もバレエミストレスとして最大限の助力をすべく、日々のリハーサル指導に励んでいます。
伊藤友季子、青山季可、そして清滝千春がおりなす今公演だけのパ・ド・トロアは私にとっても、とても楽しみな一場面となることでしょう。
皆様もぜひ足を運んでいただければ幸いです。
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