写真は我が家の向かい側にあるスタジオ専用駐車場です。
この場所をスタジオの専用駐車場として契約する際、オーナーの方はすべての樹木を撤去する予定でしたが、私は百日紅(さるすべり)と南天の木2本だけは残して欲しいとお願いしました。
契約を解除する際には私の方で
<すべての樹木を撤去して更地にする>という約束で、今ある樹木たちは残されることになったのです。
それから10年近くが過ぎましたが、百日紅の木は毎年今頃になると美しいピンクの花を沢山咲かせ、殺伐としがちな駐車場に彩を添えてくれています。
一方、南天の木に関してはチョット笑ってしまう話があるのです。
実は私は南天の木は冬になれば赤い実が付いて
・・・お正月の生け花にも使えるし・・・
などと虫の良いこと考えて楽しみにしていたのです。
ところが冬になっても一向に実が付かないではありませんか。
・・もしかして植木屋さんが枝を整理する際に花を全部切ってしまったのでは?・・
早速、植木屋さんに電話をして、その旨を話すと
「奥さん、ありゃー雄の南天だから実はつかねーだよ」ですって!
・・・木に雄雌?そういえば銀杏の木にも雄雌があるって聞いたような気がする・・・
要するに単に私が無知だった訳です。
ガッカリしなかったといえば嘘になりますが、駐車場の南天の木達は赤い実がならなくても繊細な葉っぱで大きな百日紅の木の両サイドを飾ってくれていますし、今では<残した価値はある>と
私は心密かに納得しているのです。
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