18日の夜遅く、ベランダにコガネムシが仰向けになって床に落ちているのを目にしました。
「あッ、カナブンが死んでる!」
手に取とってみると微かに足を動かすではありませんか。
ラヴェンダーの鉢植えの葉にのせてみると、つかまる力は残っているようでしたが
・・・明日の朝までもたないかも?・・・
などと思いつつ翌朝、再度手のひらに置いてみれば、やはり足を動かせて頑張って生き延びていました。
コガネムシは幼虫の時期に植物の根を食べて育つことから害虫に分類されていますが、私は子供の頃からこの虫には馴れ親しんできて可愛いと思っています。
クモや蜂、芋虫などは例え死んでいても素手では触れないのに、コガネムシは何の躊躇もなく触ることができるのです。
結局このコガネムシは20日の朝には息絶えていました。
多くの虫たちと違わずコガネムシも雄は交尾後、雌は産卵後から徐々に足が動かなくなって、その一生を終えるのだそうです。
足の先に植物に引っかかり易い爪に似たものがあるので葉から落ちることもなく私がのせてあげたままの状態で死んでいましした。
道路に転がって干からびたり、天敵に食べられりすることを思えばこの虫なりに大往生だったのでは・・・と思っています。
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