18日に、私は歯を抜きました。
左下の奥から4番目の歯でしたが、本来はとっくに抜歯しておかなければならないのを、先延ばしにしてきたのです。
そのせいか、この歯は今迄に何回も歯根に病巣が出来、歯茎が腫れる現象を繰り返してきました。
結果、医師の診断は「レントゲンで見る限り歯根に膿疱が出来ていて塊になりつつありますね。」
「塊?」私が不審そうに聞くと
「そう、言わば良性の肉腫と思って下さい」「え!!肉腫ですか?」
私はもう覚悟して抜歯するしかないことを悟り、その日のうちに抜歯の予約をしたのです。
抜歯は久しぶりでしたが、その時の恐怖は私の心にしっかりと根付いており、抜歯の予約をしてからの約3週間あまりは、刻一刻と迫りくる恐怖に内心慄いて過ごすありさまでした。
ついネガティブな想像をしてしまい、
・・・麻酔の注射はやっぱり痛いのかしら・・・とか
・・・歯が抜ける際に肉腫がくっついてきて、大きな穴が空いたらどうしよう?・・・などなど
それでも運命の日はやってきて、ビビりきっている私をよそに事は順調に進んで行きました。
抜歯というから当然ペンチのような器具で歯をグラグラ、ユサユサして引き抜くのかと思ったら、それは大きな間違いで、歯を割って削り取っているようでした。
従って肉腫はあっても歯茎に穴が空くこともなく済んだのです。
○○先生!ありがとうございました。
一つだけ作業中に楽しい発見を経験しました。
麻酔の注射器から音楽が発するのです。(童謡)
ドドソソララソ ファファミミレレド~が歯茎に針をさした時の薬1回分の時間のようです。
通算5ヶ所に注射したのですがそのたびにドドソソララソ~と音楽が流れるので、私の気がその音楽の方に削がれて、緊張感をほぐす役目も果たしてくれて助かりました。
全ての医学が大きく進歩していることは知っていましたが、このようなユニークな進歩には驚きを超えて感動です。
注射器から音楽がながれるなんて数十年前には誰が想像できたでしょうか?
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