島田廣先生を偲ぶ会

平成25年7月25日に93歳の天寿を全うされて永眠された島田廣先生の<偲ぶ会>が本日、東京会館のローズルームにてしめやかに行われました。

 

主催は 公益社団法人日本バレエ協会

    公益財団法人橘秋子記念財団

    服部島田バレエ団同門会 

 

 島田先生は日本で初の「白鳥の湖」の王子役を踊られたばかりではなく、新国立劇場設立に於いても長きにわたってご尽力され、新国立劇場が設立された際には初代芸術監督を務められました。その後は公益社団法人日本バレエ協会の会長を亡くなる2年前まで務められ、日本のバレエ界の<父>と言っても過言ではない程の存在でした。

 

私にとっては20歳の頃からの師でもありパリに留学した際には人脈の紹介からアパートメントに至るまでの面倒を見て下さいました。帰国して牧阿佐美バレエ団に入団してからは、尚近くにてバレエに関わる様々な知識を賜り、又思い出も沢山あります。

 

今日は集まられたバレエ界の皆様とともに先生の祭壇に献花をしました。祭壇に飾られた在りし日の先生のお写真を見ながら「先生 ありがとうございました。天国で服部先生(奥様)とゆっくりお休みください」と心で語りかけ、悲しみより何故かほのぼのとした気持ちになりました。