家族それぞれの理由(ツバメ・シリーズその3)

ガレージに住みついた二家族目のツバメに次々と赤ちゃんが誕生しました。

1週間程前から卵の殻が落ち始めて数えてみると5羽分の量です。今までの経験では例えば6羽が誕生しても卵の殻が必ずしも6個分とは限らず1個または2~3個なのですが今回はツバメのお母さんが几帳面な性格なのか?毎日のように殻が巣から落とされていました。

このことで私はハタと気がついたというか、想像したのです。セコムの上に巣をかまえた三家族目のツバメが何故ガレージではなくセコムだったのかを。                      きっと二家族目の主はガレージ全部を自分達の領域として確保していたくて、三家族目のツバメにはガレージ内での巣造りを許さなかったのだと思います。三家族目にしてみれば毎年このガレージで子育てしてきたのに拒否され、追い払われたからといって今さら他の地域に行く気にもならず仕方なく人の出入りの多いのも承知でセコムの上の住まいを決心したのでしょう。

ツバメの世界も人に似て、一方は几帳面且つ頑なで他方はチョット浅はかだけど柔軟なんですね。

ツバメ達には悪いけど私にとってはこの事件、なにやらホッとさせてくれる出来事でした。

両方のツバメさん 子育てを頑張って!