「白鳥の湖」初日に向けてのステージリハーサル

昨日、牧阿佐美バレエ団公演「白鳥の湖」全幕 のステージリハーサルが行われました。

この日は第2幕・4幕の場当たりとテープリハーサルに重点を置いて行われ、<総監督の三谷先生が客席中央にてマイクで注意を、バレエミストレスの狭間さんと私はステージ上の上手と下手を抑えてダンサー達に近場からの注意をする>という形で行われました。コール・ドのダンサー達にとっては客席とステージの両サイドから目を光らせてのチェック体制で少しの逃げ場も無い状況に加えて、何回も音楽を止めてやり直してのリハーサルに本番とは違った緊張と体力の消耗で疲れ果てた様子でした。私の方は主役が登場してくるとステージを急いで降りて客席の前方に座って彼らの踊りのチェックをして、次のシーンには再び真っ暗な中、転ばないようにステージに上がって・・・・という繰り返しでした。でもこのような団全員の精神力と体力の限界に近いリハーサルを通ってこその本番の成果なので文句をいう人は一人としていません。皆、公演を見に来て下さるお客様達に感動していただける作品にすべく努力を惜しむことはないのです。バレエと踊ることと舞台が好きなのですね。

今日は17時半から1・2・3・4幕全部のテープリハーサルを行い、明日は13時からオーケストラと合わせながらの G・P があって18時開演の本番です。感動的な「白鳥の湖」になることを祈って・・・・